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僕流起業のすすめ、規制枠を越えて考える人になろう(3)

戦後、日本を統治していたGHQ(連合国軍最高司令官司令部)により日本は「愛国心」を捨て去るような教育を強要された。

そしてのちのジェンダー・フリー問題を引き起こすような男女共学案の元にも教育されるようになる。

これは早い話何をしようとしているのかと言えば、日本人の「男らしさ」「女らしさ」を捨て去り無機質な中性的な人間に変えようという企みなのだ。

そして刷新委員会総会による「教育基本法要綱案」によって、日本の伝統を尊重するという言葉も削除される。伝統を重んじるとは「再び封建的な世の中に戻ることを意味する」ということ。

そして要綱案で最悪なのが「宗教的情操」の削除である。

宗教的情操とは何かということをまずは説明しよう。

情操とは、「高い精神活動に伴って起こる感情、情緒より知的で安定感があり、持続できる情緒的態度」のことで、情操教育とは感情や情緒を育み、創造的で、個性的な心の働きを豊かにするための教育を意味する。

そして、それは日本古来の伝統的な生死感や習慣を学校教育で教える法的根拠が失われたことを意味する。

これがそもそも、現代教育では暗記重視型でまるでロボットのような無個性な人間を作るシステムとなった概略だ。

自ら情緒的に感じ、そしてそこから考えるという最も幼少期に大切な事が抜きになったシステムにより、大学という高等教育まで卒業した人でさえ、卒業後は就職口を”探す”という手立てしか仕事に就く方法を知らない。

GHQが元で作ったこの日本人マシン化計画のような教育システムは、戦後の高度経済成長時の生産に必要な機械的パーツとして産業に参加する人間の膨大なる必要性でさらに拍車が掛かった。

要は、当時の企業は「考える」人間などは必要なかったのだ。ただ言われたことだけをする従順で定年退職までおとなしく働く働き手だけが必要だった。

そいう企業側の要請から、学校教育は古き悪しきシステムをさらに引き継ぐことになる。そしてさらに悪いのが、その悪しき伝統システムは今なお残っているということだ。

子供さんを持つ親御さんのみなさん、こんな愚かな教育システムに自分の大事な子供を預けて、成人後は大丈夫だと思いますか?

僕は今NHKの大河小説「軍師官兵衛」を抜けた回も含めて見直している。

毎回このドラマを見るたびに、昔の日本人は無骨であり情緒がとてもあったんだなぁ、という思いに駆られる。忘れていたものを思い出すよう気持ちで見ている。

日本人という人種は本来、世界でも最も優秀な民族だと思う。

その本来持つ資質を持ってして、幼い頃から「考える」という教育を施し、社会に出たら最も必要なビジネスでお金を儲けるという基本もきちんと授けたら、きっと学生時代からでもビジネスで成功する若き事業家を輩出出来る筈だと思っている。

僕が教えているビジネススクールでも、この「考える」ということを第一に教えている。まずは「考える」ということを実践と共に学ぶ。

人生を本当の意味で幸福するには、この考える能力を身につけて、社会に貢献出来るビジネス形態を作れる能力が最も必要だと思う。

つまり「起業」することだ。

SBアカデミー
http://spbiz-academy.com/

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