昨日、「ともいきネット」について書きました。
「ともいきネット」とは、兵庫県下初のHIVとLGBTのための生活安心センターです。
昨日はその団体の長である繁内さんの発案で、はじめてのラフな食事会をしました。食事会のメンバーは、性同一障害を持つ方や、ゲイの方、HIV感染者という相談を受けに来た人と、新聞記者、保護者の方との交流会でした。
僕は昔から自分自身が自由に生きてきたので、人がどんな生き方をしていようが偏見的な見方は全然無い。だから友人関係も小学生から風俗嬢、ゲイ、レズなどの人と普通に友好関係を築き友達となっている。
僕には偏見は無いが、ゲイを趣向としている人はとても繊細であったりナイーヴな人が多いので、いきなりフランクに接するということはしない。多くの経験則で知っている。
なので、この時の食事会も大半は聞き役になっていた。
その中でもとても人懐っこい男性がいた。
普段は自分のことなんてまずオープンに話すことは無い、と言っていたのに、場が場なだけに自分の過去から現在について多くを語っていた。そして話すときはまるで子供のように目がキラキラしていた。
おそらく自分自身のことをこんなに話すのってはじめてのことなのだろう。
出来たら友達になりたいとも思った。
でも彼らは本当にハートは少女のようなところがあるので、僕からは彼らのアドレスを聞いたりすることはしなかった。
自分の名刺を渡しただけで「よかったら、その名刺のアドレスにメールしておいで」とだけ言って駅で別れた。
彼からメールが来る確率は50%くらいか、いや彼ならメールしてくるかもしれないな、と別れた電車の中で思い巡らせていた。
そうすると早々に彼から今日メールが届いていた。
メールの内容はとにかく楽しい時間で自分は勇気を貰えた。そして出会いというものが本当にステキなものだと実感した。それまで落ち込んでいた気持ちが少し晴れましたと丁寧に書かれていた。
そして最後に、次回お会い出来るのを楽しみにしています。
と結んでいた。
僕はマイノリティと呼ばれる彼らと話す中で、本当に彼らに必要なのは同じ境遇の人、または彼らを本当に理解してあげれる人同士の結び付きだと思った。
僕は彼への返信で、
「キミはfacebookをしていなのかい?facebookは毎日繋がることが出来るので楽しいぞ。わからなかったら僕が教えてやるよ」と綴った。
彼らが本当に心許せる仲間同士のネットワークを作って上げたいと僕は思った。
そうすれば悩んでいるのは自分だけでないという勇気も持てることだろう。自分を表現することで心も晴れることだろう。知らなかった世界も見ることが出来れば、考え方も広がるはずだ。
さて、彼はどんな返事をしてくるだろう(^^)
彼の幸運を祈って(^^GOOD LUCK!